縁DOとは
他院から持ち込まれる診療情報提供書や検査機器の出力や、院内の同意書や説明書など患者様のサインが必要な物など、電子化できない紙の文書や資料は管理だけでも多大な手間がかかります。
〈縁Do〉はそれらを電子化してデジタルデータの原本に置き換えることを実現する原本化支援システム。厚生労働省による「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠する電子署名とタイムスタンプ処理も行えるため、原本化後は元の原本であった紙の文書や資料を処分することも可能になります。
また〈縁Do〉はペーパーレス化を促進できるだけでなく、情報の一元化にも寄与します。電子カルテ及び診療科や部門ごとに細分化された院内の個別情報システムに散在している個々の情報を〈縁Do〉へ格納、またはデータを連携させることで、参照したい情報をすぐ確認できるようになります。
縁Doの導入メリット
紙文書をデジタルデータで原本化できます
ガイドラインに準拠しておりますので同意書・説明書をはじめ、患者様や医師の署名/押印の必要がある紙の書類も電子化した原本にすることが可能です。
医療安全の見地から不可欠な既読管理が容易になります
参照したい情報をすぐ確認できるようにできます
放射線やMRIなどの診断画像や病理レポート、医師が作成したサマリーまで、いままで院内に散在していた情報をデータとして〈縁Do〉に格納・連携することで一元的に参照することができるようになります。
データへアクセスするルートは大きく分けて3つあります。
- 1.格納データ呼び出し
- 紙文書・資料をスキャンまたは変換によって
PDF化したデータを〈縁Do〉に格納。必要に応じて検索/参照できます。 - 2.URL連携
- PACSや生理検査などのWEBビューアを持っているシステムの場合、当該システムからキー画像とURLを縁Doに格納。キー画像をクリックすることで当該システムのURLを直接呼び出します。
- 3.PDF連携
- PDF生成機能を持つレポート作成システムなどの場合は、システム連携によってPDFを〈縁Do〉へ格納できます。マトリックスのサムネイルをクリックする事で直接参照できます。
患者様を横断した情報検索が可能になります
地域連携ゲートウェイシステムとの
連携もスムーズに行えます
〈縁Do〉は厚生労働省標準規格であるSSMIX2の拡張形式でデータを格納します。そのため、今後の医療ネットワークの共通基盤となる地域連携ゲートウェイシステムとの連携にあたって、新たにインターフェイスを作成する必要がありません。
縁Doクラウド&地域医療連携クラウドとは
医療の高度化と共に増大してゆく医療情報をどのように管理してゆくかが医療機関の大きな課題となっています。院内にサーバを置いて情報を管理するオンプレミス型の運用は、導入時にもサーバの入れ替え時にも莫大なコストが発生するからです。
M&Hがご提供する縁Doクラウド並びに地域医療連携クラウドは、それらの課題を払拭できる画期的なサービス。データやそれを活用するためのアプリケーションをすべて院外のクラウドサーバへ格納し、必要な時に直接アクセスしてご利用いただけます。